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バックナンバーNO.51~NO.60 Archive

■No.060 :「小宮山引退(桑田の幻の同級生」(2009.9.30)

日本プロ野球界の最年長投手、横浜の工藤氏が今年限りで横浜での現役を終える。 本人は、次のプレー場所を探すとの意思を新聞で発表した。
パリーグの最年長投手であるロッテの小宮山投手も、9月20日の日刊スポーツ新聞に大きく引退の記事が書かれている。

私事で恐縮ですが、ロッテの小宮山とは同級生だった。
おやじ世代の現役が減り、寂寥を感じずにはいられない。

小宮山投手は89年のドラフトの時、早稲田大学の20勝投手としてドラフト1位でロッテに指名入団。93年に開幕試合から6試合連続の完投勝利というプロ 野球記録を樹立。97年には最優秀防御率を記録した。その後、横浜、ニューヨークメッツを経て、再びロッテに復帰。
その計算された投球と制球力で『精密機械』と呼ばれた。

彼は高校時代、千葉の芝浦工大柏から早稲田大学に入ったが、まったくの無名投手だった。
大学に入るのに2浪していることが、それを物語っている。
私も大学の野球部に入るのに2浪していて、歳も一緒の同級生であるが、
同じ部分はそこだけで、彼の努力と才能は人並み外れていた。
手足が長く、躍動感のある投球と制球力は当時から抜群で、
大学2年の時に明治大学を完封したのは素晴らしかった。
3年生の時、26年ぶりに復帰した「練習の鬼」と異名をとる石井連蔵監督の元、
シュートとスライダーに磨きをかけ、勝ち星を重ねた。

少し話が反れるが、私が大学に入学する年は、PL学園の桑田投手が早稲田に来ると言われた年だった。結局、巨人軍にドラフトされて入団。早稲田への入学を蹴ってしまった。
いわゆる「桑田事件」の年で、我々は桑田投手と幻の同級生の時代だ。
もし桑田選手が早稲田に来ていたら、果たして、周りの人にどのような影響を与え、
何人の人の人生を変えてしまったのだろうかと思うことがある。
同時期に早稲田で育った人にとって、大きな影響を与えたであろうことは確かだと思う。
(ただ、ちょっと今回は突っ込んで書くのをやめておきます。)

下記、ウィキペディアの情報

小宮山と慶應義塾大学の大森剛(巨人→近鉄)との対決は、早慶戦の華と呼ばれた。
大森は、3年の春にはリーグ打率の更新、秋には2シーズン連続首位打者が期待されていたが、
そのいずれも小宮山によって阻止されている。
しかし、その秋の早慶戦ではチームの勝利優先のために大森を敬遠、慶應側スタンドからの野次に思わずマウンドで涙したという逸話も残っている。

このウィキペディアの情報は一部間違っているので訂正したい。

彼が涙したのは、大森と勝負したい気持ちに反した、敬遠のサインが悔しかったからではない。
当時3年生投手の小宮山、キャッチャーは4年生の相田氏。
本来、最終学年で最後の早慶戦で勝ちにこだわりたい相田捕手が、初めて監督の指示を無視し、小宮山に勝負のスライダーのサインを出したからだ。

相田氏の心意気がうれしく、しかし、監督の指示を無視することもできずに、
マウンドでプレートを外し、涙した。
もう、20年前の話であるが、私はたまたまレフトを守っていて彼のマウンドを見ていた。
キャッチャーを指さし、マウンドを外した彼に何があったのかなと感じていた。

私は、会社の社員に「プレーヤーになれ」と言っている。プレーヤーは批判にさらされる。
失敗をすれば誰もが分かる。数万人、テレビを見ている人を含めれば、数百万、もしかすると
数千万人の人のから失敗の評論を頂く。
しかし、プレーヤーはその責任に自ら応えなければならない。
それがプレーヤーだ。評価される側の人間だ。そのことに生きる価値があると思う。

ただ、プロ野球においては、私は20年もの間、応援側の人間をさせてもらった。
20年、応援させてもらったことには本当に感謝したい。小宮山、お疲れさん。

■No.059 :「こだわり」と「信念」(2009.9.11)

最近は仕事で食事に誘われることも多くなり、度々「好きな食べ物は何ですか?」 とか、「嫌いなものはありませんか?」等を聞かれることが多くなった。
私は本当に嫌いな食べものがなく何でも食べるので、この体型を維持できている(笑)

食事以外にも若い時に、「あれは好き」「これが嫌い」などと「こだわり」的なことを
誇示したこともあるが、実際のところ、そんなものは私にはない。

何か「こだわり」があったほうが「カッコ良くみえるのではないか」と思った程度の話で、
本当になんでも受け入れてしまう。それが中途半端な性格にみられたり、
なんでも「うんうん」と受け入れる人みたいに見られてしまう傾向があるようだ。

たしかに私はマンガから月刊の文芸春秋まで読むし、
カラオケも歌う。
日本酒もワインも飲むし、和食も中華も何でも食べる。
ファッションセンスはゼロに等しく何でも着る。
女性の髪形などに至っては、似合っていればどうでも良いと思う (笑)

しかし、身近な人から見れば、私はそういう
「こだわりのない人間」ではないらしい。

子供の時に生意気だった私は、父によく意見をした。
そのような私が高校受験の時、高校に提出する資料に私の性格を記入する欄があり、
父は苦心して

長所:我慢強い
短所:強情である

と書いていた。彼にして見ると、短所も長所もたぶん同じ意味だったのではないかな(笑)

好きや嫌いは本人の好みで、それが他人に大きな影響を与えることはないだろう。
ただ、生き方へのこだわりや信念を持って、強い生き方をしている人はやはりカッコイイと思うし、人に影響を与える場合がある。

歳を取ると、趣味的なこだわりや、隠していた性格が、表面的にでてくることもあるだろう。
何か興味のあることに没頭するのも良いことではあるが、
反面、強い精神面のこだわりが薄れるように感じる。
自分に負けて、隠していた性格がひょっこり顔を出す・・・

私のような意志の弱い人間は、揺らぐことの無い信念を持ちたいと願う。
肉体には物理的な栄養が毎日必要であるが、心にとっても栄養が必要だと思う。
強く信念を持ち続けることは、生き続けるための心の糧となるだろう。
形あるものは必ず滅ぶ。肉体は肉体である限り必ず滅ぶ。
ただ、心は全く別のものであると感じている。

身はたとひ 武蔵の野辺に 朽ちぬとも 留め置かまし 大和魂  吉田松陰

■No.058 :「ありがとう」を言う気持ち、伝える気持ち(2009.9.1)

以前に雑誌で読んだ記事であると思います。ワタミ株式会社の創業者である渡邊美樹氏が 「ありがとう」を何度、人に言われるかがその人の人生の価値
という様なことをおしゃっていたのが印象的でした。私も本当にそう思います。

仕事をしていても普通に生活をしていても
「ありがとう」と一言添えられると気持ちが良いものです。

ただ、私はヒネクレているので(笑)仕事の際に「ありがとう」とはなかなか言いません。
対価を支払っているのであるから、「当たり前だ」という感覚すら持っていました。
自分が一生懸命努力をしてきているという自負がある、私のような厄介な人間は、
なかなか素直に、人に「ありがとう」などとは言えないものです。
何か問題がないかと重箱の隅をつつきだし、問題がなければ「まー許してやるよ。」
と高飛車に話をする程度です。(もちろん、いい加減な仕事はいけませんが・・・)

しかし最近は、人に「ありがとう」と言われるよりも
自分から伝えることのほうがはるかに大事なことのように感じ始めました。

「ありがとう」

その言葉は、「聞きたい」言葉としてではなく
「伝えたい」言葉としての重要性があるのではないかと思うのです。

「ありがとう」

自分の感謝の気持ちを表現し、相手に良い気分をもたらしてくれる、非常に素朴な言葉です。それゆえに言葉に素直な気持ちが乗り易いように感じます。

人に笑顔で接して、「ありがとう」と伝えることは、
とっても自分のためにもなるような気がします。

■No.057 :『チャンスをつかむ』(2009.8.4)

最近、仕事以外では本屋さんにあまり行かなかったので、久しぶりに少しゆっくりと本を見た。 本屋さんの棚には、
「誰でも成功できる」「不況の今がチャンス」
というような言葉がよく目につく。何か違和感を感じる。
「誰でも成功できたら、このような不況は無いと思うが、違うのだろうか?」
すみません。ちょっとヒネクレていて(笑)

かなり前、本屋さんで「あなたもアメリカ人になれる」という本があって笑ってしまった。
「なれるわけないだろ!」と心の中で突っ込んだことを覚えている。
他にもいくつかあった。「これであなたも芸能人」みたいなキャッチフレーズ。
私が少し古い人間になったのかもしれないが、本を読んでもたぶん芸能人にはなれない。
巷にある「誰でも成功者になれる」かのような本は、「アメリカ人になれる」「芸能人になれる」に似た、
もしくはそれ以上のことを主張しているように感じるし、そのような本が奇異に感じられずに多数出版されているのは、ちょっと怖い感覚を覚える。

第一、成功とは何なのだろうか?
いわゆる有名経営者の言葉や経験を学ぶことは非常に大事なことではあるが、生活様式が多種多様化する現代において、自分で考える成功やゴールもオンリーワン的に変わってきているのではないだろうか?と思う。
そこが分からなければ、有名経営者の成功体験をそのまま自分に当てはめるべきなのか、その中から一部を学び取るのかは見えてこないだろう。

競争原理も変わってきている。競争をすることは非常に大事であるが、何かを破壊して強制的な強さをもって圧倒する企業に人気が集まるわけではない。
最近では循環型、調和型の企業の必要性が高い。この調和力は本質的なリーダーシップが必要だ。
オバマ大統領にはそれがあったのではないかと思う。

また、有名経営者の言葉は本当に勉強になるが、彼らの言葉や実行力はその会社のステージや好・不況の社会環境を的確に把握した上で生まれてきている。
特に大きく経営者の行動を左右するのが側近のレベルだと思う。爆発的な成長を遂げる企業を引っ張る経営者の元には、強靭な肉体と精神力を兼ね添えた側近がおり、このような人材になかなか出会えるものではない。
一般的には、自分の状況にあわせて、自分を信じ、決断をするのが最もシンプルでベストな選択だと思う。(当社には、良い人材がいて本当に運が良かったと思っています(笑))

「不況だからチャンス」という言葉も、本当になんと無責任な言葉だろうと思う。
不況だからチャンスが来るわけがない。チャンスは自分で作る。
用意周到に何年も蓄積し、考えてきたものを「良い時期」に爆発させるだけであって、けして社会的な影響によって生まれたものではないと思う。
今日、自分が進化しなければ明日も変わらない。それだけだ。

すみません。今回は、ちょっと生意気な話が多くなりました。

■No.056 :サービスの含有量・2 (2004年3月31日 サブロー通信の補足) (2009.6.26)

もう、5年も前になるのですが、サービスの含有量という内容でサブロー通信を送らせていただきました。5年経過しましたが、補足します(笑) ■ハードウェアの中のソフトウェアの含有量(1980~90年初頭)
1980年代から90年代初頭まで、パソコンの小型化、ウインドウズの進化により、ハードウェアであるパソコンの中に豊富なソフトウェアを入れ、パソコンをマルチなものとして、活用できるようになりました。 ハードウェアの中にどれだけ有用なソフトウェアがあるか・・・「ソフトウェア」の含有量を競った時代でした。

■有用なサービスの含有量(95年~05年)
そのローカルシステムで使われていたパソコンが、インターネットの接続料が安くなるにつれて家庭にも普及されます。96年当時、3.3%だった個人のインターネット使用度が、2001年には60.5%と爆発的に増えました。(内閣総務省通信政策局資料より)
ネットワークに繋がることで、莫大な情報を個人が手に入れ、また個人が情報を世界に発信することもできるようになりました。
一方ソフトウェアは、ゲームも含み、自分に必要性のあるものを選んで利用し、さらにインターネットを活用して楽しむという多様性が生まれてきました。
また企業では、ASPというサービスも始まりました。
実世界で「サービス」というと「無料」のイメージがありますが、インターネットのサービスは基本的には有料です。
パソコンは、接続をすることで、その価値を高めるようになり、ハードウェアの信頼性というより、ソフトウェアとネットワークサービスの含有量や満足度がどれだけ高いかということが、パソコンの利用方法そのものへと変わってきています。
そしてついに08年のインターネット使用料は91%を超えました。

■キーワードは「五感系センサー」と「学習型データベース」
任天堂ゲーム機「Wii」のようなセンサーを活用するもの、デジタルカメラ等に利用されている顔認証ソフト等は、今後多方面で広く使われるようになると思います。
パソコンやシステムにおける今後のキーワードは、五感系センサー「視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚」であると考えます。
この見る、聴く、感じるといった感覚機能は、パソコンのようなシステムの世界にはありません。
基本的に、パソコンの命令は、キーボードやマウスといった「人が触って」機能させることがほとんどです。しかしながら、この見る、聴く、感じるといったも のを「パソコンが自動でトリガーする」ことで、我々の実社会とインターネットのサイバーな世界とを「自動的に」結び付けることができるようになります。こ れは、有用なことです。

将来的にはショッピングセンターやコンビニ、飲食店の中でも自動化されたセンサーが活用されるようになるでしょう。21世紀型のパソコンは、自動化されたものと手入力型のものとの混在が生まれてくると考えております。

当社の開発した「万引き検知システム」は当社にとってのその第一歩であると考えております。
今後もセンサー技術の進歩に期待をしたいと思います。

■No.055 :万引き動作検知カメラシステム「サブローくん」 (2009/05/22)

以前からご案内しておりました、待望の万引き動作検知カメラシステム、「サブローくん」をご紹介をいたします。 このシステムでは、万引き犯の特有の動きを察知し、モニターやメールで店員さんや警備員に不審な動作を検知したことをお知らせます。
必要であればオプションとして、検知した際に音声を流すことで不審者に警告をすることもでき、万引きの抑止効果にもなります。

一般的に万引きGメンと言われる万引きを捕捉する
警備員は、突発的に万引き行動を見つけるのではなく、
挙動不審に店舗内を動いている人を見つけ、その後を
尾行し、その行為を現認します。
万引き犯は一般の人とは違う、特有の動きをするのです。
この動きをシステム的に確認できないかと以前から検討
しておりましたが、この動きを確認するのは、技術的に
「不可能」というのが、ほとんどの企業の対応でした。

しかし、本当にこの仕事とは関係ないところで、私の言う「不審行動」を技術的に研究している企業がありました。
システムプロダクトという日立市の企業なのですが、すでに特許も申請し、開発を進めていました。見た限りでは、「まだまだ」という部分がありましたが、
この2年近くの間、当社のこれまで培ったノウハウを活かして共に開発を進め、
技術をブラッシュアップし精度を上げて、信頼性の高いシステムを作り上げてきました。

何度も何度もビデオを繰り返し見て、万引き犯の動きを分析、それをデータベース化し、
同じような動きをすると「不審者を検知」のアラームを立てる・・・
いわゆる動作検知カメラで、それに近しい技術で考えると、テレビのCMで流れている
「笑うと自動的にシャッターが切れる」というものがあると思います。
それをさらに複雑な動きに対応できるようにしました。

しかも、この技術の評価されるべき点は、今あるカメラをそのまま活用できるという点
です。最新鋭のカメラを購入する必要はありません。一般的に小売業で使われている
38万画素のカメラがあれば認識できますので、低コストで設置することが可能です。
※ ただし既存カメラの活用については、設置環境やカメラ本体の機能が条件を満たすことが必要となります。

6月より、サンプル販売をおこない、8月より本格的な販売活動をおこなっていきます。

私自身、「こんなのあればいいな。」と思っていたことが一つ実現できました。
わくわくする技術です。

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■No.054 : あの1球 (2009/05/01)

1983年の巨人対西武の第5戦。
この日本シリーズは7戦中3戦がサヨナラゲームという接戦に次ぐ接戦で、
素晴らしいゲームだった。当時、私は18歳で高校生だったが、
この試合の「あの1球」はよく覚えている。

ドラフト外で入団し、エリート江川とエースの座を最後まで争った西本聖。
西本氏は、日本シリーズで29イニング無失点という、
今だに破られない記録をその時に作った。
西本は、伝家の宝刀と言われた「シュート」で西武打線を苦しめた。

西武の攻撃の4回、先頭は4番の田淵。投げた球はすべてシュートだった。
あの投球は圧巻だった・・。田淵もシュートしか狙っていない。
バッターもシュートが来るとわかっているのだが、バットの芯に当たらず、ファールを繰り返す・・・
まさに、グランドで決闘をしているようだった。

今の時代に、あのような投球はする投手は先ずいないだろう。
相手に読まれているいるボールを「自信があるから」という理由で投げ込む人がいるだろうか?

ファールで粘られて、カウント2-1か2-2あたりで一球だけ投げた「外角球のカーブ」。
野球を知るものであれば誰もが「田淵はインコースのシュートしか狙っていない」のは明らかで、
外角へカーブを投げ込めば勝てる、と思うに決まっている。

しかし、そのカーブは、誰が見ても完全なボール。
キャッチャーのサインを嫌ったように見えた。
「決闘の最中に水を差すな」と言わんばかりのドロンとしたカーブで、
キャッチャーのサインには従ったが、「仕留めるのはシュートだ」という感じのボール球だった。
もちろん、田淵はそのカーブを振らずに、さらに自信を持ってシュートを待つ。
その時田淵はプライドを捨てて、初めてバットを短く持ったそうだ。
次の瞬間、そのシュートを打ち砕いて、西武球場のレフトポール際に見事なホームランを放った。

私が気になっていたのは、あの「カーブ」だ。あれは、キャッチャーのサインを嫌って
わざとボールにしたのか、それとも決めにいったのが、ボールになってしまったのか?

その真相を明らかにする機会を、26年経って頂けたので聞いてしまった。

先日、当社のお客様の明屋書店様の70周年記念公演で、愛媛県出身ということで
西本聖氏とスポーツジャーナリストの二宮清純氏の対談が催された。
私は最後に調子に乗って、500人以上はいるであろう聴衆の中から
「あの一球」について質問をしてしまった(笑)

西本氏の回答は、「決めにいったカーブ」ということだった。
「あの時、私は日本シリーズで29イニング無失点という記録を伸ばしている最中で
あそこで田淵さんに打たれなければ、30イニングだった。カーブは決めにいったが
外れてしまったのだと思う。ただ、田淵さんは、プライドを捨ててバットを短く持って
いたというが、それに気がついていなかった。あそこで、田淵さんがプライドを捨てて
くれなければ30イニングの無失点記録はそのまま続いた。」
と冗談ぽく話してくれた。

西本氏は、1987年にロッテから中日に移籍してきた三冠王、
落合博満氏との最初の対戦の時も、4打席すべてシュートを投げた。
その結果、1本だけはセンター前にヒットを打たれたものの
4打数1安打と封じ込め、自身も完封勝利を収めている。

日本シリーズでご本人は、決めにいったボールと言ったが、
私の中では、今だに「外した球」である。
今もこんな試合があれば、プロ野球ももっと面白いような気がする。

自分の決め球、必殺技、なんでもいい、こんな自信を持って戦えれば、
死んでも本望のような気がする。

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■No.053 : 店舗のロボット化 (2009/03/12)

東京大学・特選教授の妹尾堅一郎氏と立花隆氏の対談映像を拝見したのですが、
ロボットの定義」について、お話がありました。『社長TV』株式会社青山プランニングアーツ提供
妹尾氏のロボットの定義
「19世紀は、駆動系を外在化した。(蒸気機関車のような)
20世紀は頭脳系を外在化した。(パソコンが進化し頭脳=CPUを作った)
そして、21世紀は、センサー技術(見る、聴く、感じる)を外在化した。
この三つを組み合わせることで、ロボットができる」

立花隆氏
「非常に大事な話で、ロボットを考えるときに、
今の全自動式洗濯機はロボットか?という議論がよくある。
駆動式で洗濯槽を回し、センサーで危険を感知し、
CPUで動かしたり、止めたりする。
全自動洗濯機は、定義を考えれば、
まさにロボットと言えることになる」
というようなことをおっしゃっていました。

この話を聞いていて、「こりゃー面白い!」と感じ、そして、
「では、小売業の店舗もロボット化できるのではないか?
という考えを持ちました。自動化がテーマです。自動で、危険を察知したり、
人の動きや人数、店舗の温度等を判断できれば、外部からでも店舗をコントロールできます。
人のいない店舗を作るのではありませんが、営業時間が伸び、管理が複雑になる小売店舗に
おいて、少しでも自動化が進めば、お役にたてるのではないかと思います。

店舗のロボット化でまず必要なものは
「見る、聴く、感じる」といった人の五感に代わるものをセンサー化していくことです。

カメラ:見る
マイク、ステレオ:聴く、音が出る
感じる:ICチップ等での移動の把握、温度センサー等

この中で、一番遅れていたと思われるのが「見る」という分野でした。
ただ、それも近年大変に進化しました。ストアーショーやセキュリティーショーで、
顔認証や動作検知のソフトが出てきています。自動で顔を認証し、性別や世代を把握したり、本人であるかを認証することができるものです。
今では、ソニーさんが市販のカメラで「笑うとシャッターが自動できれる」というものがあるくらい、自動化が進んでいます。

このような自動検知機能が進化すれば、店舗のロボット化が格段に進むと考えています。
どんなに良いカメラを入れても、モニターを人が見ているのであれば、自動化ではありません。
映像を認識し、CPUで判断し、さらに指示を出すことができれば、
店舗の自動化は格段に上がります。

今回の万引き検知カメラは、「店舗のロボット化」の第一弾と思ってください。
リテールサポート社は今後、更なる新しい技術をご提供していきます。

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■No.052 : 戦術力 (2009/01/16)

「やってみせ 言って聞かせて させて見せ ほめてやらねば 人は動かじ」

山本五十六氏の名言です。「やって見せ~~」は、米沢藩の城主で、
江戸時代の三名君の一人と言われた上杉 鷹山
「してみせて 言って聞かせて させてみる」の言葉を引用したと聞いております。
上杉鷹山は、上に立つ人は、部下に納得させて仕事をさせるには、
どのようなことが必要かを説いたのであると思います。
山本五十六の言葉も同じ意味だと思いますが、付け加えたのが
「ほめてやらねば人は動かじ」という一言です。
すごい、言葉ですね。

現在、百年に一度の不況と言われていますが、この不況は周知の通り人災です。
人を育てることを忘れ、目先の利益にとらわれたことから生まれたのです。

M&Aや会社売却をした場合、今や一つの事業体に二つのビジネスモデルが存在することを理解しなければなりません。 一つは、会社の企業価値を評価するコーポレイトファイナンス的な見方、
もう一つは本業で内部留保を上げていく事業プラン、という二通りです。

経営者は当然、本業を基盤として内部留保を上げ、人を育て、
時には長い目で新しい事業の芽を育てなければなりません。
たたき上げの経営者で成功している人は、その流れを映画の脚本を書くように
ストーリーを描いているのかもしれません。
しかしながら、外部役員やM&Aをおこなうコンサルタントや一部のステークホルダーは、
短期的な企業資産しか見ていません。
残念ですが、彼らが指す戦略とは、目の前にある企業資産を中心とした戦略でしかないのです。
ですから、社内に具体的な指示は出せませんし、また出す必要性もありません。
非常に優秀な外部役員が入ることもあるのですが、
彼らは、社内のマニュアルすら目を通しません。

小売業であれば、実際に長年店舗作業をし、
企業文化も分かっているのはその会社の社員です。
店舗経験者は朝から晩までの一日の流れ、
数年間社員として勤務すれば、
1年のサイクルを十分に体で分かっています。
その十分理解している社員を重用せず、企業金融の知識だけしかない外部役員に「管理」を
おこなわせれば、矛盾が生じるのは当然でしょう。

戦略は絵をかければ良いですが、
戦術は、本質的に人に理解させて動かさなくては成功しないのです。

しかし外部からきた管理者は、残念ながら、具体的に指示をする知識も経験もないのです。

海軍・山本五十六の
「やってみせて 言って聞かせて させて見て ほめてやらねば 人は動かじ」
の表現が、仮に人を動かす本質であるのであれば、「やって見せ、言って聞かせて・・」
ができない外部役員に、戦術を組み合わせることができないのは、納得できます。

これからの不況下において、業態を変えたり、新しいものへの取り組みをしたりする企業は増えるとは思いますが、新しいことを踏み込む前に
「やってみせて 言って聞かせて させて見て ほめてやらねば 人は動かじ」
を管理者は、自分に問うてみれば、チャレンジできることが見えてくるのではないかと勝手ながら考えております。

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■No.051 : 新年のご挨拶 (2009.1.1)

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