サブロー通信121号


サブロー通信121号

マネーボールとは何だったか?

 日本人は、細かいことが得意と言われながら、

なぜ、ビックデータ解析などの分野が弱いのかと思うことがあります。

別にデータに操られる必要はなく、

最後は人間・自分の判断をすればよいだけです。

客観的なデータ解析は、方向性を 指し示す重要な情報になりえます。

 2003年に米国でアスレチックスのGM「ビリービーン」の実話が、

「マネーボール」というタイトルで発売されベストセラーになりました。

2011年にブラットピット主演で映画化もされています。

 金持ち球団は、大型選手をお金で補強し、チームを作り上げていきます。

それに対し、アスレチックスの予算は、

当時最高年棒であるニューヨークヤンキースの1/3程度でした。

「不公平な環境で、チームを作り上げなければならない編成部長」であった

ビリーは、金持ち球団と同じことをしても意味がないと悟り、

違った方法で、選手を獲得する手法を作り上げます。

 それは、統計学的に選手が勝利に貢献できる

最大の実績とは何かを探り出すことでした。

いくつかのチェックポイントがありますが、

最大の貢献ポイントは、「出塁率」でした。(詳細省きます)

速い球を投げる、ホームランを打てる、ヒットが打てるという選手は、

金持ち球団に入団してしまいます。

その土俵で勝負をすることは、公式戦も負けることを意味します。

 早い球を投げる競争や、ホームラン競争であれば、負けますが、

野球は団体競技ですし、得点の仕方もホームランだけではありません。

いくつかの才能を一部一部発揮し、能力を適材にあてはめながら

最大限に活用すれば「公式戦に勝てる」チームを作り上げられと確信します。

その最大のポイントが「出塁率」です。

ヒットも四球も同じであるということです。

 ヒットを多く打つ人は年棒も高く、

ヒットの少ない人は当然に年棒は安くなります。

しかしながら、選球眼があり四球を選ぶことができる人・・・

ヒットをより多く打つ人と同程度の出塁率であれば、

当時は安く選手を仕入れることができたのです。

 そのような手法で戦った2002年、アスレチックスの選手の総額年棒は、

全体30チーム中、28位という年棒にかかわらず、

全球団最高の103勝、20連勝というアメリカンリーグの記録を打ち立てました。

(残念ながらそれでも短期決戦のワールドシリーズには出れなかった)

 ビジネスの世界でも、不公平は当たり前です。

資金力の影響する人材(人財?)不足は否めません。

それでも市場は、会社の規模や人材に関係なく、

同じ市場であれば、同じ土俵・同じルールで戦わなければなりません。

 

 広告や小売業の店舗分野で「人流分析」というものが、

流行りそうでいて、まだまだ使われていません。

私は、人流分析は小売業にPOSレジが広がったことと同じくらい

革命的な分析手法であると思っています。

 

 その店舗、売り場、イベント、道路に人がどれだけ集まり、

その人が、どこに行き、どこで何を買ったのか?を分からなくて、

どうして分析ができるのか?見えないものに対して人は、

「心理学」的なことを言い出します。

しかしながらそのような意見は、どこまでいっても主観的です。

 店舗に100人来店して10人が買い物をしたのか?

 1000人来店して10人が買い物をしたのか?

実は、小売業の現場も広告主もそのことを知らないのです。

販売における効率性が分かりません。

 どんな世界でも先駆者は批判を受けます。

客観データを武器に、小売業やイベントなどをけん引する

新しいイノベータを期待したいと思います。

※アースアイズの動画を公開しています。
こちらをクリックしてください→ http://earth-eyes.co.jp/mv/


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